2005年6月24日にシンフォニック=レイン(以下SR)が演出面の強化をともなって愛蔵版として再販されました。また、2007年11月22日には普及版としてミドルプライスで再登場しています(内容は愛蔵版と同等)。
既にSRのファンであるかたはもちろん、これを機会に一人でも多くの方にこの素晴らしい作品に触れていただければいちファンとしても嬉しく思います。
しかし、このSRという作品はちょっと癖がある作品でもありまして、その真価を十分に感じて頂くためにいくつかの提案をします。
当サイトのシンフォニック=レイン攻略ページはネタバレ対策をしていませんので、オールクリアするまでは見ないほうが良いでしょう。
SRは見た目とは異なり実はキャラクター攻略タイプの恋愛アドベンチャーではありません。
内容については触れませんが、全ては最後までやり通してはじめてSRというシナリオが完結するように計算された上でのことですので、好みのキャラクターの攻略に留まらず、また何があってもくじけずに必ず最後までプレイしてください。
SRにはプレイヤーの手でフォルテールを奏でるミュージックアクションパートが存在します。これはSRという作品を構成する要素として、シナリオやグラフィック、音楽、アドベンチャーパートのシステムとは不可分のものです。自動演奏にはせずに必ず自分で演奏していってください。
要所要所の演奏を自分で弾き終えたときの感動を味あわないのはSRをプレイする上で非常にもったいないことです。特に完全クリア直前の最終演奏は、SRはその演奏をするために存在するといっても過言ではないくらいの感動を与えてくれますので、それを自動演奏で済ませてしまうのはSRという作品の感動の半分を捨てているに等しい行為です。
慣れていない人には最初は難しいかもしれませんが、暫く練習していれば必ず出来るようになります。ACやASとは異なって同一シナリオ内では同じ曲を何度も演奏する形式であるSRのミュージックアクションは、キャラクターとしての主人公である「クリス」ではなくプレイヤーであるあなた自身にフォルテール演奏を練習して上達して貰おうという意図の現れですので、最終演奏に向けてしっかりと腕を磨いていきましょう。
その上でHARDモードやインターネットランキングにも参加していただければ大変嬉しいです。
一応ネタバレを殆どなくして選択肢のみを書いた簡易攻略(無印SR用ですが、愛蔵版、普及版も全く同じ選択でOKです)を用意しておきますが、出来れば最後まで自分の力でプレイし通してください。
ミュージックアクションパート(のHARDモード)の攻略はASHARD普及委員会にて行っています。