○フォルテール・チューニング

フォルテニストたるもの自分の楽器であるフォルテール=PCは大切にしなければなりません。実はPCのチューニングによってプレイ感覚はけっこう変わり、場合によっては判定に影響が出ることもあります。また、ただ弾くだけなら問題ない場合でも、より良いヘッドフォンやスピーカを導入することによって「演奏された曲」の完成度を向上させ、より快適な環境でプレイする事が出来るようになります。

ここではASミュージックを快適にプレイするためのフォルテール=PCのチューニングを説明します。

PC本体

PC本体は高性能な必要はありません。CPUはPentium3の733MHz程度でミュージックアクション自体は問題なく動きます。しかし、速いと曲選択時の待ち時間が減る、アドベンチャー部分の操作性が良くなるなど快適なプレイが出来ますので、Pentium4の2GHz程度はあることが望ましいです。最近のノートPC用のPentiumMはクロックの割に高性能なので1.4Gもあれば十分でしょう。ASミュージックにAthronの性能は不要なので、安定性を重視してintelのCPUをお奨めします。

メモリはWindows2000なら256M、WindowsXPなら512Mは必要です。しかしそれ以上積んでもあまり効果は無いと思います。

グラフィックカードは速い必要は皆無です。GeForce2MXで事足ります。画質重視でMillenium G400/450/550なども良いでしょう。グラフィックメモリは16Mあった方が良いです。チップセット内臓グラフィックは出来る限りやめましょう。特にi845以前のものはプレイ中に音符ががくっとくるなど著しく性能が悪いです。

OSはWindows2000かXPにしましょう。最近は工画堂のゲームもみんなXP対応になったので安心です。WindowsXPサービスパックですが、サウンドカードとの相性によって変わってきます。SP1を当てると動作に支障をきたすサウンドカードがけっこうあるので注意しましょう。SP1で大丈夫だけどSP2ではダメという例は聞いたことありませんが、パーソナルファイアウォールの機能でインターネットランキングへの通信が阻害される可能性がありますので、オフにしておきましょう。

あと、実はHDDの速度やアクセス時のCPU使用率が重要であるという情報があり、ノートPCなどであまりに悲惨な場合は外付けUSB(2.0)やIEEE1394ドライブにASをインストールすると快適になるようです。サーバ側に十分な性能があれば、1000baseのLAN(intelのカード限定)で繋いだネットワークドライブにインストールすると下手なローカルのHDDより快適になります。

サウンドカード

サウンドカードはフォルテールの要で、慎重に選ばなければなりません。カードとドライバによっては音ずれを起こして得点や演奏に直結することになりますし、音質もだいぶ変わってきます。特にWindowsXPのSP1以降で顕著です。

一番手っ取り早いのはintelのチップセット内蔵サウンド機能+Windows標準のAC97ドライバであり、音質は望むべくもありませんが少なくとも音ずれなどの問題は起きづらいです。

ゲーマー御用達のサウンドブラスターはけっこう相性問題が激しいし、音が悪いのであまりお奨めはしません。特にハードウェアの発売日<OSの発売日、アップデート日の製品は動かすのが結構大変です。EAXでエフェクトをかけたり出来るのは面白いのですが、音質、レイテンシ両面からやらない方が良いでしょう。

YAMAHAのYMF7*4系はWindowsXPのSPを当てると不具合が起こることが多いようです。起こらないこともあるので何とも言えませんが。YMF系を使っていてSPを当てたら音ずれが起こったという場合はサウンドカードとドライバを疑ってみましょう。なお、YAMAHAはPC向けチップ市場から撤退してしまったのでこれからはあまりよい選択肢とはいえません。音質は実際のカードによってピンからキリまであるようですが、結局AC97コーデックで一度48kHzに変換されてしまうらしいです。

高音質で安定していてお奨めなのはM-AudioのDeltaシリーズですが、多少値段が張り、最も安いモノでも2万円弱くらいはします。他はオンキヨーのSE-150(90)PCI、AUDIOTRAKのProdigy、Ego Systemsあたりが考慮の余地があるかと思いますが、使っている人を知らないので何とも言えません。それ以上の高級カード(CardDeluxeやRME、Lynxなど)はASIOでの使用しか想定されておらず、DirectX環境ではろくに使えない公算が高いのでASには不向きです。

USBオーディオ機器は意外と行けるらしいです。しかしPCのUSBコントローラによっては相性問題が出ることもあるとのことです。

キーボード

キーボードはフォルテール演奏の演奏感に最も影響するデバイスですが、PS/2接続でもUSB接続でも大丈夫なので、好みによって選びましょう。ただ、ワイヤレスはやめておいた方が良いかと思います。

浅い/深い方が良い、硬い/柔らかい、などなどいろいろありますが、完全に個人の好みの問題でどちらの方が良いということは全くありません。新しく買うなら試し打ち出来る店で触ってみてからの方が良いかと思います。

本人との相性によってASミュージックのプレイ感、点数が全然変わってきますので、納得のいくまで慎重に選びましょう。安いモノならダメならどんどん買い換えるのもアリです。

なお、ASミュージックではLの隣のキーが+になっていますが、実際は;で判定していますので英語キーボードでも問題なく動きます。

モニタ

液晶は応答速度の関係でCRTに比べて多少ふりですが、最近の液晶は高性能化が進んでいるので影響は無いと思います。

大きさはある程度はあった方が良いですが、大きすぎても帰ってやりにくくなる可能性はあります。

あと、アスペクト比には注意しましょう。特に1280x1024の液晶を使っている場合、ASミュージックを全画面表示するとアスペクト比が狂って縦長になってしまいます。

リフレッシュレートはWindows2000では60Hz、XPでは75Hzが標準ですが、CRTなら100Hz程度に上げると画面がくっきりします。判定の位置が微妙に変わる気はしますが、判定の幅自体は変わらない「はず」なので、好みに応じて上げてみるのも良いかと思います。

ヘッドフォン/スピーカ

実際に音を出すヘッドフォン、スピーカはキーボードと並んで大事なデバイスです。ASミュージックが音に合わせて弾くゲームである以上気を使いましょう。

PC付属のスピーカなどの安物は出来る限りやめましょう。本来聞こえるべき音が聞こえないため演奏にも不利になりますし、なにより完璧な演奏を目指すに当たってのボトルネックになってしまいます。ピュアオーディオを目指す必要はありませんが、せめて本来鳴っている音がちゃんと聞こえる程度の設備は整えるべきでしょう。安物だと音量を上げると音が割れてしまうのもマイナス点です。

夜もスピーカで音を出せる環境がない場合はヘッドフォンがオススメです。ちゃんと期待される音が出ることは前提ですが、付け心地が良い物を選びましょう。出来ればちゃんとしたヘッドフォンアンプを使うと幸せになれます。

スピーカが貧弱な場合はDolbyPrologicやDTS NEO:6で5.1ch/6.1ch化すると少しはましになりますが、所詮は誤魔化しの技術なのでまともな2chスピーカには敵いません。

音質に関しては好みの問題ですが、解像度が高い系統の方がミュージックアクション自体はやりやすいと思います。ただ、聴いていて気持ちのいい演奏になるのは柔らかめの音ですので好きな方を選びましょう。ASミュージックに限らず工画堂作品の歌やBGMは設備を高音質化するとちゃんとそれに応えてくれると思います。

あなたのフォルテール自慢(爆)

あなたのフォルテール環境を紹介してください。投稿お待ちしてます(爆)


戻る
おおいし☆ゆうのゲーム攻略館へ